100日後に死んだワニ
ワニが死んだ。
「100に死後に死ぬワニ」と題し4コマ漫画の主人公として誕生したワニがちょうど100日たって死にました。
そしたら炎上しました。
理由は死んだ途端に、読者が余韻に浸る間もなくやれ映画化だLOFTで追悼SHOPがOPENだのものすごい勢いでマーケットが広がっていきいった事です。
この死んだ途端ってのがまずかったようで、こんな大規模な企画が100日間の間に展開できることに違和感を覚え、さらには公開直後にYouTubeに公開されたいきものがかりとのコラボムービーの製作スタッフの中に某電通の社員さんがいたことで、あらかじめ仕組まれたコンテンツなのではと炎上を加速させた様です。「#電通案件
」なんつって。
で、それが本意ではない作者のきくちゆうきさんといきものがかり水野さんが配信を行い事の顛末と真意を約40分の間で説明された。
因みに電通さんはその動画制作にかかわった方1人だけと言われています。
それでもTwitterではワニくんが売り物になったこと、命が売り物になったことに腹を立てている人のツイートでいっぱいでした。
自分自身最初は「追悼POP UP SHOP」なんての見たら気持ち悪いって思っちゃいました。今見てもそれは気持ち悪いんだけど。
きくちゆうきさんは友人を事故で亡くしたという自身の経験をもとに今回この作品を作り始めたそうです。
だからきっとワニくんは「友人」でネズミくんは「自分」と置き換えて描いていたのが感じ取れます。
この辛い経験を作品に落とし込むのは物凄い胆力が必要だと思います。だって友人をまた殺すんだから。
1度死んだ友人を再び自分で殺す。そこまでして伝えたかったメッセージ
「死を近いものとして理解し行動すると、物事はいい方向に向かう気がする」
これ僕はしっかり受け止めたいから今これを書いてます(600字以上書いて今言う)
僕はワニくんを「自分自身」に置き換えて見ていたし「友人」としても見ていた。
きっと少なからず他の人もそうだと思う。
だからワニくんが腐ったり悩んだりしていたときは共感したし、ワニくんが夢を持ったり友達と楽しそうにしていたら応援したし憧れた。
十人十色、ワニくんたちと付き合っていたと思います。
僕はワニくんになれるんならなりたいなって思いました。
友達想いだし、正義感あるし、うじうじするし、友達にケツ叩かれて勇気出しちゃうし。
物凄く人間してると思う。(ワニ)
無駄に時間を過ごすときってあるし、あって然りなところもあるけど自分の場合多すぎるんですよね。
「〇〇をしなきゃ」「〇〇したほうがいい」って瞬間に「めんどくさい」を理由に手や足を止めるのはやめようかなと思います。
きっとそれは「後悔」に繋がる気がするから。
人が絡んでいたら尚更で。
こんな当たり前のことをすっと心に落とし込んでくれたこの作品を今回の炎上で嫌いになることはできません。
まあグッズはざっと見て趣味悪いものが多いんで買わないけど(すみません)
奥さんはこの作品知らないんで本を買って読んでもらおうかなと思います。
Twitter見せたほうが安上がりだけど。
ちょっとくらい作者に還元したいしね。次の創作に繋がるなら尚更で。
書きたいこと書ききれてないけどいつまで経っても終わらないのでこのくらいにします。
自分の気持ちは文字にできたから及第点ってことで。
出来ることなら今回の件で腹を立てているだけの方がいたら、もういっかいこの作品に向き合っていただきたいな。
向き合ったうえで腹立ててるなら別にいいけど、ただ単に攻撃しているだけならもったいないと思ってます。
ではまた。